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2017.8.16

Vol.01

履き心地を左右する微調整(幅出し・のせ甲)の重要性

タルタルガではB~AAAA幅の木型の靴をご用意しておりますが、サンプルをお履きいただいた際に違和感がある場合もあります。
例えば、外反母趾の方には出てしまった親指の付け根の幅に合わせて、実寸より大きなサイズの靴をお勧めするのではなく、出ている所だけを幅出しいたします。甲周りは気持ちよくフィットし、幅に極度の窮屈感がないのが理想的な状態です。

左右の足のサイズ差も必要に応じてお一人お一人のフットプリントを見ながら、木型に革を貼りお客様のサイズに近づけてゆく調整をいたします。

ただサイズをひろうだけでなく、お客様の足のむくみ度合いなども加味しながら丁寧に調整することで、お客様の足に合った世界に一つだけの靴が出来あがります。
これらはとても大切で、奥の深い作業であると考えています。

お客様のフットプリントを見ながら調整していきます。

のせ甲が完了した木型。

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