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2017.11.10

Vol.04

リニアペレとイタリアを巡る旅

こんにちは!タルタルガのスタッフとして靴の製作をしている岡川です。
10月のはじめにイタリアのミラノで年2回開催されている、国際皮革材料展「LINEAPELLE(リニアペレ)」へ行ってきました。

リニアペレでは、靴や鞄のパーツや革関係の材料が世界中から集まります。
どこから回ろうかと考えてしまうほど大きな会場に、2018-19秋冬の皮革、金具・ヒールなど革製品のパーツの展示ブースがずらりと並んでおり、ショールームをそのまま持ってきたようなディスプレイで見応えがあります。
革のブースはタンナー※1ごとに特色があって、多種多様で見ていて楽しかったです。思わず触れて見たくなるような表面加工のものが多く、技術力に驚きました。会場の雰囲気を見ていただけたらよかったのですが、残念ながら会場内部は撮影禁止のため、写真は撮れませんでした。。

※1 タンナーとは動物の皮を素材として使える革に仕上げる職人

ミラノでは街を歩いていると至る所に歴史的な建物があり、その大きさや細かな装飾に圧倒されてばかりです。

靴屋さんのディスプレイはフラワー刺繍やチェックでカラフル。秋冬ですが、シックなブランドでもトレンドカラーの赤をポイントにコーディネートされている所が多かったです。黒・白・グレーの中に赤色がとても華やかで目を引きました。

彫刻の足はふっくら。
ミラノからイタリアの新幹線「.italo」にのってフィレンツェへ。

行きたかった美術館は長蛇の列。ドゥオモは当日、翌日共にチケットが売り切れ…。予約しなくても大丈夫かな~という安易な考えに後悔しましたが、もう一度イタリアに訪れる理由ができました。
本当に街全体が美術館の様でした。

何気なく入った教会の壁画や彫刻、ステンドグラスは大きくて想像を超える美しさ。ひとつひとつ作った人がいることを考えると本当に感動しました。美しい街並みで物づくりをしている小さなお店も沢山あり、お洒落なショーウィンドウに思わす足が止まります。

今回のイタリアへの旅は、とても創作意欲の沸くものになりました。

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